believes.
いつもの光景
『ゆぅや君!遊ぼ〜ょ!』

小学1年生の時の事。

『ゆぅや!早く帰ろおょ〜』

現在 高校1年生の今日。


私,山田翔(16)は小学1年間から

10年間何をするのも一緒の

池田裕也(16)を教室で待っていた。


『ねぇ〜早くしてよぉ もぉ!!!』


そりゃ怒ってもしかながなぃだろぅ

もぅかれこれ,裕也の補習のプリントが


終わるのを約2時間待ち続けてぃる。


『おぃおぃ そんな怒るなよぉ↓↓俺だって わかんなくて苦労してんの!』


そんな事をぶつぶつ言いながらプリントに

必死にかじりつく裕也を見て爆笑してる



アタシが居る。


周りからは


『10年とか夫婦みたいじゃん』とか

『やっぱり付き合ってんの?』とか


耳が腐るほど冷やかされたり聞かれたり

する。

まぁ実際もぅ馴れた話しだ。

今まで10年間一緒に居てこれっぽっちも

恋愛感情が産まれたことがないのだ。

みんな『嘘だ!ありえない』って言うケド

本当に友達としか思ってなぃのだ。

もはや絆に変わって来ている。

だから今日だって待っているのだ。


『あぁ〜もぅわかんねぇや!オレ様パス!』

出た!いつものすぐ飽きるクセ

『なぁ翔!帰りにジュースおごってやるか らそれやっといて!学年トップ!』



そぅ 私は自慢じゃないけど,学年トップ

で裕也は学年最下位なのだ。

馬鹿でどぅしょうもなぃ・・・・馬鹿だ。

だけど私は何故かそのプリントをやってし

まぅのだ・・・・・


この何気ない連携プレーも馴れた事だ。



30分後・・・・・


『よっしゃ〜終わった!疲れた疲れた♪
さっ!裕也いつもの奢ってねぇ〜』


『ハィハィあれだろ?』


私たちは

いつものとか

あれとか それとか で会話が出来るみたいだ。
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