HEAVEN of JOKERS

「修太く、」




私はなにを思ったんだろう。

助けてくれるって思ったんだろう。





そう信じて合わせた目は、あからさまなほど気まずそうにそらされた。





「……すまん、紬」




なにを？

なにを謝っているの？



混乱する私と修太くんを見て、肩を震わせて笑うのは、翔平さんだった。





「いつのまに……、呼び捨てとか、くん付けで呼び合うようになったんだ？ははは……っ」




狂気じみた笑い声を響かせる彼にゾッと背中が凍る。





翔平さんは私に歩み寄り傍に屈むと、私の前髪をつかんで無理矢理顔を上げさせた。





「……っ」




髪を引っ張られる痛さと、近距離にある翔平さんの顔が怖くて、ガタガタと震えた。





その悪魔のような彼の口元は歪んでいて、私にそっと囁いた。








「お前はほんとに、














悪い子だなァ？」