「今日もすき。」
ふと先生の顔を見る。…いつになく真剣な目に私は向き合わなきゃいけないと思わざるおえなくて。

「なに?約束って…」

震える声で先生に問いかけた。
先生は私の手をゆっくりと離してカルテの中から1通の便箋を取り出して私に渡した。

「そこに書いてある。」

ぶっきらぼうにそう言ってカルテを閉じた。

「引っ越してからの病院はもうこっちから紹介状も送って予約もとっておいたから、引越しの次の日にしっかり行ってね。いいね?」

先生は私をこれ以上不安にさせないように頑張ってくれていた。
それが嬉しくって泣きそうになった。
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