この世界の中で生きていく為に私がすること。
「へぇー、やっぱマメなんだ…そんな感じ」
辰巳さんの前に座っている希は片肘を付きながら呟く。
「さぁ、この話はこの辺にして…ちゃんと話し合いをしましょう」
辰巳さんはパンパンと手を軽く叩き、話合いの合図を送る。
美琴や希はまだ喋りたいと文句を言っているが、他のみんなは話し合いのモードに切り替えている。
私はモヤモヤとした気持ちのまま話し合いをすることとなった。
頭では切り替えなきゃと分かっていても、心がついていかない。
辰巳さんのことで頭がいっぱい。