この世界の中で生きていく為に私がすること。
「も、しも、し…」
[もしもし、辰巳です。遅くなってすみません]
「い、いえ…大丈夫です」
[さっきはいきなりのメールでビックリしましたよ]
初っ端からドモってしまった。
やっぱり緊張するのに、辰巳さんは普通だ。
普通というより、笑ってる。
私のドモってたのがおもしろいのかな。
半笑いなんだけど。
「あ、ああの…本当にいきなりすみませんでした」
[いえ、誘っていただけで嬉しいですよ。本当は僕から誘おうと思っていたんです]