この世界の中で生きていく為に私がすること。

「変に派手なの着るよりもマシだけどね」

そう言うと、マリはゴソゴソと漁り始めた。
私が昨日一生懸命考えたコーディネイトは保留と言われる始末。

保留といいつつ、たぶん却下なんだろうけど…マリの優しさか、保留と言ったのだ。


マリが漁っている間、私は優に声をかけた。

「優?大丈夫?」

「う゜ぅ…大丈夫…じゃない…」




完全に二日酔いだ。

優の為に引き出しから薬を出して、水と一緒に差し出した。

< 136 / 162 >

この作品をシェア

pagetop