この世界の中で生きていく為に私がすること。
「あ゛りがとぉ~」
優はのそのそと起きてきて薬を流し込むように飲んだ。
「はぁ…まったく、飲みすぎるなって言ったでしょ?」
「だっでぇ~色々とあっで飲みだかっだんだもん」
また布団を被り、ベットに沈んでいった。
「彼氏と喧嘩したらしいよ?」
クローゼットに頭を突っ込みながらマリが言った。
また、か。
優はよく彼氏と喧嘩したと私やマリに泣きついてくるのだ。
私のところにきても恋愛の指南は出来ないのに、毎回来るのだ。
今回はマリのところだったみたいだけど。