この世界の中で生きていく為に私がすること。

直前

「なぁ~んだぁ~」

優は再び布団の中へ戻っていった。
マリは「休憩ー」と言って私が出した紅茶に手をつけていた。

私は机を挟んでマリの正面へ座った。

「でもね、のえる…もしかしてってこともあるわよ?」

「無いよ」

「何で無いって言い切るのよ」

「だって…無いものは無いから」

「…少しは夢見てもいいんじゃない?」


夢ねぇ…。

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