この世界の中で生きていく為に私がすること。

普段の辰巳さんもスマートで、大人な雰囲気を出しているけど今日の辰巳さんは更に大人っぽかった。

髪型も少しワックスでかき上げられ整えられていた。
下ろしている髪型も素敵だけどね。

なんだか、いつもと違う辰巳さんの雰囲気に呑まれそうになった。
もう、この時に呑まれていたのかもしれない。


「こんばんは。もしかして待たせちゃいましたか?」

「いえっ、私も来たばっかりですから」

「そうですか…それなら良かった」


辰巳さんは苦笑いしているようだった。
もしかして私が10分前から来てるの分かってたのかな…。

うわ…そしたら、めっちゃ恥ずかしい。


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