この世界の中で生きていく為に私がすること。

騒ぐ


「いいですよ、遅刻するのはいつもの事だからね」

先生は優しすぎだよ。
そんなこと言うと、付け上がるのに…

「ありがと〜おじぃ!!ってお客さん?」

やっと辰巳さんの存在に気が付いたのか…
他の3人も優の言葉で気が付いたようだ。

「彼は君たちの先輩にあたる辰巳くんだ。海外から帰国してきてね、うちの大学院に戻ってくることになったんだ。」

「辰巳です。これから会う機会が増えると思います。よろしくお願いします。みなさんは佐藤さんのお友達ですか?」


あー…


4人とも辰巳さんをじーっと見てる。
なんで、そんなに見てるんだ…

見過ぎで辰巳さんが困惑しているのに、山本先生は止めようとしない。

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