この世界の中で生きていく為に私がすること。

思い込め


それは今度、先生の主催する講演会のお手伝いを5人にしてもらいたいということだった。
バイト代も出すからやってくれないか、言われ私は用事もなかったのでその場で了解した。

美琴と希は用事があって無理だといい、マリと優は多分大丈夫だと言っていた。
そのことだけで呼んだのかと思うと少し不満にも思うが、先生がお茶菓子を出してくれたので良しとしよう。

先生が出してくれたお茶菓子を食べ、研究室に備え付けてあるお茶を入れて飲みながらだらだらと研究室に居座っていた私たち5人であった。

私たちが研究室に居座っていたのは、先生に留守番をしといてくれと頼まれたので居座っている。
もうすぐ先生も戻ってくるはずなのだが…なかなか戻ってこない。



「それにしても、辰巳さんには驚かされたわ〜。」


マリが辰巳さんの話に戻した。
また何か言われそうで怖い。
< 31 / 162 >

この作品をシェア

pagetop