この世界の中で生きていく為に私がすること。
日課
私はシャワーを浴び、その間に洗濯機を回した。
今日は講義が昼からのため時間もゆっくりあるので朝からのんびりと過ごすことができた。
8時になり、洗濯物も全て干し終えワイドショーでも見ながらトーストを食べているとお兄ちゃんから電話がかかってきた。
怒られるような気がしてならないのだが、恐る恐る通話ボタンを押し携帯を耳に当てた。
「える…どうして電話に出なかった?」
もっと激怒されるかと思っていたが…お兄ちゃんの怒りはメーターを振り切ったみたいだ。
激怒ならまだマシ。
この声のトーンは完全にぶちギレ状態だ。
お兄ちゃんが声を荒げて怒るの時は本気で怒っていない。
本気で怒る時こそ、声のトーンが低く冷静なのだ。
その冷静さが怖い。