この世界の中で生きていく為に私がすること。
「んっ…んーーーっ」
ベットで寝転んだまま両手を伸ばす。
着替えをしないまま寝たせいか、心なしか体が痛い。
もそもそとベットから出て、壁にかかる時計を見ると既に12時を回っていた。
随分寝たな、こんなに寝たの久々かもしれない。
カーテンを開けると、真上にきている太陽の光が窓から差し込んでくる。
目がまだ完全に開け切らない私には太陽の光は眩しすぎる。
窓を開けると、心地よい風が入る。
ちょっぴり気分も上昇する。
最近は濃い1日を過ごしていたから、ゆっくりできるのも悪くない。たまには1人でのんびり過ごすのもいいかも。
この日はだらだらと何もする訳でもなく、本を読んだり、音楽を聴いて過ごした。
時々、辰巳さんのことが浮かびそうになると、その思考をかき消すかのように他の事に集中した。