この世界の中で生きていく為に私がすること。
季節も秋から冬に変わリ始めていた。
辰巳さんとは講義で一緒になることもなく、ゼミで週に1度会うくらい。先生業も忙しいみたいで…ゼミで会っても挨拶程度で、話すことも無い。
なんだか、寂しいと思うのは…やはり恋なのかな。
会えると嬉しいし、話が出来るともっと嬉しい。
日にちが経つに連れて、自分の中で辰巳さんへの感情がハッキリしてくる。
実は…自覚するのが怖かったりする。
好き…って自覚しちゃうと、今までみたいに接することが出来ないような気がしてならない。
マリたちに相談したら絶対に「これだから…恋愛初心者はっ」って言われそうだもん。
だから相談もし難かったりする。
あー…なんか、こんな風にウジウジ考えてるの私らしくない。