初恋の相手は社長でした
【蒼生の談話】
押し倒した
初めてを奪った
しかし
いつもとは違う感覚
いつまでたっても
あの子の顔が鮮明になってしまう
笑ったり泣いたり怒ったり悲しんだり
屈託なく俺に声をかけてきた
今までのつきあい方じゃあいけないんだと
俺は手放したくなかった
見合いで断ろうとしたがあの子の顔見たら話を勧めていたがあの子の両親が自らの子に地味な陽菜だと立腹したけど区別つかないならどっちでもよいのに
あの子は祖父の元へ
斎藤に聞いたけど
やめとけて
俺はやめない
あの子じゃあないと
結婚はしない
どんだけあの子を好いているのか?