初恋の相手は社長でした


屋敷では、

「陽菜、ほれ買ってきたぞ、欲しがっものだ」と 最新式の電化製品を
机に並べ立てた

料理を一切しない花音にしては
ガラクタにしか見えなかった


顔ひきつらせながら

「ありがとう、じいさん」と言ってたが、いつもと違う呼び方だったが

「ん?陽菜いつものほれ」とほっぺを指差した

『気色わりい爺だ』

「スキンシップのチューはくれんのかの?爺は寂しいぞ」といじけていた姿を見ていたメイド達は、笑いをこらえるのに必死

「そのくらいにしてあげては、どうでしょう?達蔵様」


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