だから今夜も眠れない
「迎えが必要なら呼んでくれ」

そう言い残して、早坂さんは彼のいるべき場所に戻っていった。

優しいんだか冷たいんだかわからないヒトだな。

さてと、職員休憩スペースの畳で小さなイビキをかいて寝ている可愛い天使を起こさなきゃ。

でも、ちょっとかわいそうかな?

昨日の夜泣いてたみたいだったし、

ここで起きるまで寝かせておいても大丈夫かな?


このちょっとした心の甘い隙間が大きな失敗を呼んでしまうことになる。

< 41 / 45 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop