あなたに言いたいことがあります
「香奈さぁん?で、怜央君とはどうするのぉ?」



「にやにやしないでよ。もちろん断ったけど」


「佐藤さん瞬殺だったよね」



瞬殺ぅ!?悲鳴を上げながら唸っている。



「あれだろ、単にお前他の女子が面倒なだけだろ」


「まあねー」



晃音はそういうとこはすぐ気付くんだよねー。


だから彩璃ことがわかるんだろうけど。


「まあまあ、佐藤さんにもいろいろあるんだから、ほら行くよ」


「今日、瑠維ノリノリじゃない?」




「欲しかった物がここのゲーセンにあるんだとよ」



「ゲーセン好きだもんね、宮澤」



最初はコーヒーカップではなくコースターに乗ることになった。



このコースターは暗闇の中にあるわずかにある光で道を選んでいくアトラクション。



この乗り物人気なのに早く乗れたし、次の乗り物もパスとれたし楽だなー。


パスとったの宮澤だけど。



前と後ろで4人乗れるから、前二人、後ろ二人ずつ乗ると考えていたが、今日は恋人とかなし!という彩璃の一言で前に四人で乗ることになった。
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