あなたに言いたいことがあります
「で、どうするの?」



「なにが?」




「あれだよ、今日残るんでしょ?」



「まあ・・・」




手紙に書かれていたとおり私は残ることにした。




本気だったらなんか悪いし・・・と思いつつ本気だったらどうしようと矛盾の悩みが頭の中でぐるぐると駆け回っていた。




「あ、晃音。テストどうだったぁ?」




「なんとかな・・・」




「浅野、頬の腫れ引いたね」




「・・・まあな」




「ん?どうかした?」




「なんでもないよ。佐藤さん」




そういえば今日どうするの?宮澤は彩璃にきいていた。




「残るってさー」




「残んなくてもいいんじゃねえの?」




「そうだけど・・・なんかなあーと思って」




「まあ、気をつけろ」




「はいはい」



お母さんみたいなことを言う浅野はいつもと違っていた。
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