あなたに言いたいことがあります
「ご、ごめんなさい。私好きな人がいるの・・・」





スッと出てきたその言葉は自分に野島と付き合える自信がないのか、
それともまだ・・・



「だよね。好きな人がいるもんね」




「え、ど、どういう・・・」




まあ、座ってよ、椅子に座って野島はどこから話せば、と悩んでいる。





まず、好きな人がバレていること自体不思議なんだけど・・・





「えっと、俺は最初から佐藤さんが好きな人がいるのがわかってたかな・・・



確証はなかったけど。


でもある人を見てあー、好きなんだなって、でも諦められないからあの手この手を使ったけど俺も自信なかったんだね。



今、断られちゃったし!」




「え、あ、ごめん。なんか・・・」




「あー、気にしないで!俺の力不足だったし、それに・・・言われたからあの人に」
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