あなたに言いたいことがあります
「あの人って?」




「これは、男の友情で教えらんないかな」





でもさ、佐藤さんはもう少し自信持ったほうがいいと思う、野島は笑いながら
恥ずかしそうに話はじめた。





「いまさらっていうか、佐藤さんのことが好きになったのはあれなんだよね。




堂々としてる佐藤さんに惚れちゃって、自分で言うのもなんだけど、俺って容姿がいいからみんな俺の外見しか見てくれないときに佐藤さんが




「そんなんじゃ本当の自分を見てくれないよ」



なんて言ってくれたから、余計惚れて・・・」




「お願いだから、もうやめて・・・」




聞いてるほうが恥ずかしいし、名言みたいなこと言った感じになってるし・・・




そんなに野島は私のことみてたの!?って言いたいけど恥ずかしさが今勝っていてそんなのいえない。




だからさ、野島は椅子を立ちって少し頬笑みながら携帯を見ている。




「佐藤さん自身持って。






佐藤さんが思ってるほどあっちも自信ないみたいだし。




あ、あとすぐ近くだよ。



佐藤さんのこと好きな人!」





じゃあね!佐藤さん帰りは気をつけて、バイバイ!、と意味深なことをいいながら教室を出て行った。
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