あなたに言いたいことがあります
「おーい!みんな、そろそろ先生来るから静かにーっ!」



野島の一言でみんなは準備があるらしくクラッカーや音が鳴る風船を膨らましている。




香奈っ!と腕を彩璃に引っ張られた。



「な、なに?」



「先生きたら、瑠維つれて教室でて!




ぜぇーったいうるさいから気づかないでぬけれるはずだからね!」




おっけい?う、うん、頑張るなんて言ってるけどさっきから心臓はうるさいし手が少し震えている気が・・・




先生がくるぞっ!と誰かが言った直後に先生が教室に入ってきた。





「悪いなー、少し準備をーーー」




「「先生ありがとうございましたーー!!!!」」




パンッパンッとクラッカーの音が鳴り響き、ピューという音が鳴る風船が教室に鳴り響いている。




「香奈、がんばっ!」




背中を押され決意を決めて宮澤を廊下に呼んだ。
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