あなたに言いたいことがあります
「まあ、そうなるよね。なんていうかあいつも悪いんだけどさ」



「それってどういう・・・」




頭がついていかず、ぐるぐると何が違うのか自然と答えを捜しだしていまう。




そうじゃないと答えが合わないから。




「今日靴箱に入ってた手紙見た?」




「えっ・・・まだ、だけど・・・」




「なんとなく気づいてると思うんだけど、佐藤さんが好きな花を知っていないと
手紙にわざわざ花柄を入れたり、花柄の便せんなんてしないよ。




花言葉だってそうだとおもうよ」





俺花言葉とかわからないからさ、そんなことを言う宮澤は教室を確認しながら携帯を見ている。





呆然とする私を置いて。




「う・・・そ・・・」





便せんなどに描かれていたりする花は私が好きなものばかり。





それを知っているのは二人いる。





彩璃ともう一人はーーー
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