あなたに言いたいことがあります
「・・・よお・・・」





は、早かったな・・・と驚いた顔をする浅野。







・・・まだ信じられない。







ずっと手紙をくれていたのが浅野だったから。






どうして?



なんで?





たくさん聞きたいことがあって頭がついていかない。




廊下で突っ立っている私を見て突っ立てんなよ、と私の腕を掴み教室へ引き入れた。





なにか言わないと、考えれば考えるほど空回りして声が出ない。




何を言えばいい?どこから話せばいい?そんなことを考えていると浅野が口を開いた。




「教室どんな感じだった?なんかやってんだろ?」



「あ、っと、先生のサプライズとかやってると思う・・・よ・・・」




「そ、そうか・・・」
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