あなたに言いたいことがあります
重い沈黙が流れる。




なんか話さないと、でも手紙のことも気になるし・・・




なんて言って話せばいいのかなとか私らしくないなあ。




いつもどうやって話してたっけ?




「あ、あのさ・・・」





「あーー!言うな言うな!俺から話すから!」





うん、返事したのはいいけどなにいわれるんだろ・・・





少し期待している部分もあれば不安な部分もある。





バクバクしている心臓はまだ止まらなくて、浅野の顔をはっきりと見れない。





「さ、佐藤さん・・・お、俺と付き合ってください!」




「・・・・・・」




えっ・・・




付き合ってくださいなんて言ったのは気のせいだよね。
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