あなたに言いたいことがあります
「おーーーい!聞いてるのかぁー」





きっと今は倒れて保健室で寝ているに違いない。





「おーーい!」





夢だ。





夢、夢に違いない。






絶対そうだ。






「こ、これは夢・・・」






「夢なんかじゃねーよ!」






ばか、と頭を軽く叩かれた。







「いたっいんだけど・・・」






「人が本気で告ってんのに夢だの倒れて保健室だの・・・ったくなあー」






「え、だってこれは夢・・・じゃないです。ハイ、スミマセン」






すごい顔で睨んでくる浅野。






夢だって思うに決まってんでしょ・・・
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