あなたに言いたいことがあります
「あ、浅野さーん?」




「・・・・・・」




「あのー床ドン状態なんですけど・・・




あと恥ずかしいんで手離してくださるとうれしいなぁ・・・」




なんでさっきから黙ってんの!?




ほんとに恥ずかしいから離してーーー!





「お前さっきから可愛いこと言うなよ・・・」




浅野の顔は真っ赤になっていて、私も同じ顔になっているんだろうなと思うと笑みがこぼれた。




「浅野、顔真っ赤!」





「お前もな!つーか、抵抗しないってお前そーゆー性格?」




「はっ!?違うから!」




「今日で高校生おわりだし?そーゆーことでも?」




「ち、ちがっ、ほんと、ストップーーー!!!」




だんだんと浅野の顔が近付く。





このまま浅野と・・・って違うっ!




どうしようと思って考えていると、教室のドアが勢いよく開いた。
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