あなたに言いたいことがあります
「だぁあああ!なんでそうなるんだよ!」





「さっきも言ったけどいつ帰ってくるかわからないやつを待つこっちの身を考えてよね」




じゃないとフェアじゃないじゃん、浅野はま、まあな・・・と言いながら肩を落とした。





さすがに可哀想かな・・・?




でも、こっちも待つわけだしね・・・





「じゃあさ、帰ってきたらキスしてあげる」





「・・・わかったよ。だから、浮気すんなよ!」




「そっちこそ、しないでよね!」




二人で笑いながら、寄り道したり、クレープ食べたりしながら家に帰った。





その夜に電話くらい来るかなーと思っていたが、連絡は来なかった。





「まあ・・・そうだよね」




私は布団を頭まで被り、うれしさと寂しさの涙を流しながら眠りについた。






次の日、浅野は日本を旅立っていった。










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