男子校のお姫様!
ーーキーンコーンカーンコーン


6時を知らせる、つまり下校時間を知らせるチャイムが鳴り響いた。


「あのっ、もっもう僕帰りますので、それでは!」


私は急いで荷物を持って生徒会室を出た。


「はぁ....。」


廊下に出た私は、盛大な溜息を吐いた。


何だろう、この疲労感。


バレちやった?バレちゃったよ、私が女だって事。


どーしよう、私これからどうやって生活すれば.....


学園に居場所が無くなる。


ドンッ
「きゃっ!」

「おっと!」


いたた、誰ですか。



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