男子校のお姫様!
LOVE×2

生徒会雑務


「やあ、ようこそ〝生徒会雑務係り〟の聖野稀湖。これから宜しく。」


「宜しくお願い......って、待って下さい!何かおかしくありません?」


「......どこが?」

まるで、本当にわからないという反応だが、これは確信犯。


「すっとぼけないでくださいっ!いいい一体〝いつ〟僕が生徒会の雑務係りに!?」


「ん?そんな今決まったんだよ。」


「今....!?ですか、それじゃあ仕方な.....ないです!」


「はははっ、ノリツッコミ!」


「ちょっと、からかわないでください。」


「ははっ、それで、どうする?」


どうするって、そんなの決まってますよ。



「勿論、い.....」
「嫌です。なーんて言わないですよね?〝稀湖ちゃん〟」


.....っ!出たな、小悪魔ボーイ!
そんなカワイイ顔と声には私は騙されません!


「って、言うか!!勝手に名前で呼ばないでよ!!」
< 30 / 35 >

この作品をシェア

pagetop