男子校のお姫様!
何ですか、変な渾名はっ!


それとこの先輩の髪はなんだ.....金髪ですよ?
しかも凄く光ってる。


すると、ヨロシク、とでも言いたげに手を差し出してきたので、思い切り握り返した。


「はいはーい!次は僕。五月雨ハル、書記だよぉ〜。
これからよろしくね〜!」


「ふんっ。誰が仲良くするもんですかっ。そもそも私....じゃ無くて。
僕は平穏でのどかな学園生活を送れれば良いのっ!」


「え〜。そんなの僕等が許さないよ?」


ってか、この学園でそんな生活ムリだと思うけど?と言う小悪魔ボーイは天然なのか、策略なのか。


思はずドキッとしてしまった。
ダメよ、稀湖。男はみんな敵。


「じゃあ、次はーー。」


ガラッと開いた扉の向こう立っているのは、無表情なイケメン。
またイケメンですか。



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