ある日のまさお君
 お会計を済ませて自転車置き場へ行くと、自転車が沢山倒れていました。

「よいしょ…っと」
 真っ赤な顔をして、自転車を起こしているおばさんがいます。

「おばさん大丈夫?」
 と心配そうにまさお君は言いました。

「風が吹いて自転車倒れちゃったみたい…」
 と言いながら、別の自転車を起こしています。

「僕もお手伝いするよ!」
 まさお君は小さな体で、おばさんと一緒に自転車を起こしました。

「ボク、ありがとう」
 とおばさんは、にっこりして言いました。

「お手伝い出来て良かった♪」
 と言っておばさんに手を振り、お母さんが待っている自転車置き場へ行きました。
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