ある日のまさお君
 まさお君は、お母さんを見付けて手を振りながら近付いて行きます。

「遅かったから、お母さん心配しちゃった」
 と、ほっとした様子で言いました。

「自転車を起こしているおばさんが居たから、お手伝いしてたの」
 と誇らしげに言うまさお君。

「あらぁ、偉いわねぇ」
 と、まさお君の頭を撫でました。

「えへへ…」
 とまさお君は、ちょっと照れ笑いをしました。

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