ある日のまさお君
 まさお君は川沿いを歩いていました。

 少し先には、小さな橋があり、狭いながら歩行者用の道もありました。
 橋の途中には車が止っています。
 
 まさお君が訝しげに車を見つめていると、
 車の窓から、ジュースの缶を持っている手が見えました。
 
「あぁぁぁっっ!!」
 と小さく呟くと、車は走り去って行きました。

「どうして…川に捨てるの?」
 まさお君には理解出来ません。

 川には…お魚がいるのに、どうして?
 
 まさお君は、缶が捨てられた場所へ歩いて行くと、
 そこには、沢山のゴミが捨てられていました。
 空き缶、ビニール袋、サッカーボール…
 それらを悲しそうに見つめていました。
 
 どうして大人は、悪い事をしても注意しないのだろう?
 僕が大人なら、注意出来るかな?
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