ダサこちゃんに乾杯! ~壱~
話ながらファンデにチークに口紅と次々と塗りたくる彼女たち。個室から出てきた私が居ても関係なく悪口を言う。
ーーーどうでもいいんだけどさ。
グイッと水道の蛇口を捻りジャーっと水を出す。石鹸でさっさと洗い、水で流しハンドタオルで拭く。
「って訳だからぁ、ダサこちゃんお願いね?」
鏡越しにニンマリと笑いながら言ってくる。
(人食ったような口…頭悪そう……)
私はチラリと視線だけで彼女たちを見る。
「…自分の仕事ぐらい自分ですれば?」
きっとメガネが分厚いから私の目は見えてないだろうけど、冷めた表情と口調で分かるだろう。
ーーー馬鹿にされてることぐらいは。
そういうことに関しては人一倍鋭いんだよね、こういう人達ってね。
ーーーどうでもいいんだけどさ。
グイッと水道の蛇口を捻りジャーっと水を出す。石鹸でさっさと洗い、水で流しハンドタオルで拭く。
「って訳だからぁ、ダサこちゃんお願いね?」
鏡越しにニンマリと笑いながら言ってくる。
(人食ったような口…頭悪そう……)
私はチラリと視線だけで彼女たちを見る。
「…自分の仕事ぐらい自分ですれば?」
きっとメガネが分厚いから私の目は見えてないだろうけど、冷めた表情と口調で分かるだろう。
ーーー馬鹿にされてることぐらいは。
そういうことに関しては人一倍鋭いんだよね、こういう人達ってね。