超純な彼と微不純な彼女
【2人だけの夜】
真実が知りたい……
嘘……本当は知りたくなんかないよ、怖いよ、私……。
響くんが純……だなんて思っていたのは、もしかして私の独りよがりで……
本当は、私の知らないとこで知らない人とバンバン、エッチしてたのかも?
私の嫌な妄想は限りなく続き……。
「愛理……本当に二股だったら、どうしようか……別れるしかないんだよね」
「まだ分かんないじゃん」
「クリスマス…どうなるんだろ…」
「ダメよ、私、もう流奈と外泊する事になってんだから、キャンセルなんて出来ないわよ」
「……んな事言っても、じゃどうすれば……」
「響くんとダメになったって、ディナーのキャンセルは出来ないからね、それまでに次の彼氏作りなさいよ」
「…そんな……」