超純な彼と微不純な彼女
【2人だけの夜】
私達は自転車を止め……市場の中に侵入した。
100%浮気じゃないってわかったけど、せっかくここまで来たんだから、何だか初めてて来た場所でドキドキワクワクするし……
ちょいと一周でもして帰ろうって……ことで愛理と意見が一致した。
周りを見ても、男、男、男、男、男……の中で、場違いの私達。
みんながジロジロ見てる。
その時だった!
「そこ、どけよ!
危ねぇだろうよ!」
私達の前から、高く高く木箱を積んだ手押し車が!
すっと愛理が避けた、私も……っと、
キャァ~ァ~