超純な彼と微不純な彼女 【2人だけの夜】

私達は自転車を止め……市場の中に侵入した。




100%浮気じゃないってわかったけど、せっかくここまで来たんだから、何だか初めてて来た場所でドキドキワクワクするし……





ちょいと一周でもして帰ろうって……ことで愛理と意見が一致した。





周りを見ても、男、男、男、男、男……の中で、場違いの私達。




みんながジロジロ見てる。




  その時だった!




「そこ、どけよ!
危ねぇだろうよ!」




私達の前から、高く高く木箱を積んだ手押し車が!




すっと愛理が避けた、私も……っと、



  キャァ~ァ~
   





< 107 / 217 >

この作品をシェア

pagetop