超純な彼と微不純な彼女
【2人だけの夜】
もう直ぐ夜が明ける頃……
キーコーキーコーって自転車が2台。
私は響くんの後ろに乗せて貰った。
響くんは週に3日も、私に内緒で、こうやってバイトしてたんだ……。
それもこれも、私がワガママ言ったクリスマスイベントの為に……。
それを浮気してるんじゃないかって、私って何て馬鹿で間抜けな考えして……。
響くん……本当にごめん、ごめんね。
響くんの腰に掴まっている手、私は力を入れる……大好きだから……。
響くんの背中に耳をあてた、
少し魚臭いけど
何だか凄く温かくて……。
響くんの彼女で、私は本当に幸せ感じるよ。
クリスマスが待ち遠しいなっ