超純な彼と微不純な彼女
【2人だけの夜】
ラストのフルーツまで美味しく頂き……シャンパンも最後の一滴まで飲み干した、だって……このたった1日の日の為に……響くんは夜も寝ないでバイトしてきたんだもんね。
本当に涙が出ちゃうよ。
「響くんありがとう」
って横顔見たら、響くんの顔が真っ赤だ。
「響くん大丈夫?」
「…ちっと調子に乗って飲み過ぎたよ」
私達は立ち上がったんだけど……響くんが、響くんの足取りがふらふらで……
私が肩を貸し支え、やっと歩ける状態で………。
5メートル先を見たら、愛理が彼に掴まり、寄り添うようにイチャイチャ歩いていた。
???なんか、私達の今の姿って……
イメージとかけ離れてるんだけど……
「響く~ん、しっかりしてよぉ」