超純な彼と微不純な彼女
【2人だけの夜】
「響く~ん大丈夫?」
響くんは座り込み、洋式トイレを抱えた状態で………………
私は背中をさすってあげた。
一通り、胃の中の物を全部吐き出したら、一応落ち着いたみたいで、私は備え付けのタオルを濡らし、響くんの顔をキレイに拭いてあげた。
その時………汚物を見た私までが……
オェ~オェ~オェ~って、吐き気をもよおして………
だってダイエットで、殆ど食べてなくてふらふら状態だったから……。
何ともみっともない私達は……お互いに、支え合い庇い合うようにして、ひとつのベッドの上にダイブした。
「流奈……カッコ悪くなってしまい、ごめんな……」
響くんが、薄目を開けて言った。