超純な彼と微不純な彼女
【2人だけの夜】
クリスマスイブこそ (告白)
私が響くんとまだ付き合う前のこと……。
高2になり、美術部を退部した私はクッキング部に入った。
美術部に残した道具やなんかを取りに行こうと、 ある日、私が部室に行くと……。
その日は部活ない日だったのに……なぜか、部室で1人だけ絵を描いてる生徒が……
この生徒が、何を隠そう……響くんだった。
ガラガラガラガラ~
引き戸を開けると、目が合った。
あっ!あのイケメンだ! 数ヶ月前に、室外で写生した時に見つけた、あの顔だ!
その生徒は、何の用?……って目をしてた。
何か話さきゃ、気まずい雰囲気が流れ~
「あ、あのさ、クラブ変えたから、荷物取りに来たんだぁ」
……って言った、本当の事だし………
したら………その生徒が………