超純な彼と微不純な彼女
【2人だけの夜】
響くんの瞳に私か映ってるよ………
私の瞳ん中にも、響くんがいてるでしょ?
この恋の甘さに……
私………溺れちゃいそう……もう立ってられなくて、響くんお願い……私をしっかり支えてよ。
体ごと、私は響くんに向いた。
そっと瞼を閉じたのは、キスのおねだりのサインだよ。
……暗闇になった世界に……顔が顔の体温を感じとる。
それは、響くんが近づいてきたしるし。
唇に唇が重なり……
冷たく湿った唇が気持ち良くて……中から出る熱い息が心地良くて………。
唇が唇を求め合った。
響くんと流奈、二度とない17歳のホワイトクリスマス……一生忘れない。