超純な彼と微不純な彼女
【2人だけの夜】
目標!
ちょ~イケてる自立した女を目指し、頑張るぞ~って!
「そぉ~着付けなんて、あんたも愛理ちゃんも偉いわね」
なんて……これは母さんのセリフ、
なぁ~にも知らないで講座料払ってくれた母さんには、少しだけ同情しちゃうけど……仕方ないよね。
母さ~ん、悪い娘にお許しを~って、
私は心で手を合わせていた。
そんな着付け教室の帰り、愛理と別れてからの事だった。
♪メール受信のミュージック♪
って、響くんかな?
ディスプレイに出た名前見て………
私は……息が止まった。
和真くんだ………
嘘………何で?