超純な彼と微不純な彼女
【2人だけの夜】
その時、着信ミュージックが鳴った!
「愛理~~待ってたよ~
取り敢えず、元旦だから、おめでとうだよね」
「……って急用って何よ!?」
「あのね………和真くんからまたメール来てさぁ~しつこくて、彼が出来たって言ってんのに……
聞き入れてくんないんだぁ、諦めないよ……とか……」
「………」
「愛理?聞いてる?」
「急用って…その事? 」
「そうだけど…何か?」
「あんたさ…高熱で頭おかしくなったんじゃないの?」
「……って?」