超純な彼と微不純な彼女
【2人だけの夜】
?また、笑ってる?
でも……最初見た笑顔とは違う……
笑顔にも色んな種類があり……
この笑顔は……
何か企んだ、気味の悪い嫌な笑顔だ……。
「な、何よ……」
「初めて捧げた男に……その態度はないだろ?」
な、何を言い出すの……
「今のガキの方が、そんなにいいのかよ?」
「響くんの事、ガキ、ガキって言わないでくれる?」
「へぇ~えらく庇ってくれんじゃん!俺の下で、あんだけ喜んでたくせに……」
「………」
「別れの時も、いきなり一方的だったしさ、納得出来なくてね………」
「……って、もう別れて、半年以上経ってんのに、今更何言ってんのよ!」