超純な彼と微不純な彼女
【2人だけの夜】
バレンタインデー
2月14日~
聖バレンタインデー
朝8時10分~
コンビニ前にて~
「響く~んおはよう~」
「おはよう流奈♪」
「はい、約束の手作りチョコだよ
それと………これ」
って、昨日、徹夜で完成させたマフラー、カワイイ紙袋に入れて、響くんに差し出した。
「何?何?」
って響くんは嬉しそうに、紙袋からマフラーを取り出して……
「うわぁ~すげぇよぉ~あったかそうじゃん!」
あのパニクってた時に買った毛糸玉……色んなカラーが混じっていて……何だかおかしくないかな?
「すっげーカラフルじゃん!」
って、響くんは絶対に私を否定する事なく、いい方にいい方に、解釈してくれる。
響くんは自分の首に巻いた……一巻き、二巻き……三巻き……まだ随分余ってる……長い……長過ぎた……