超純な彼と微不純な彼女
【2人だけの夜】
「……どうしよう…響くん……長過ぎたね……」
肩落とした私に響くんは、長く垂れた部分を私の首に一巻き……二巻きして……
「どお?これでバッチリじゃん?」
って片目を瞑ってみせた。
朝のコンビニ前で、通勤や通学で行き交う人の中……
一つの長い長いマフラーを2人で巻いたまま………
私は思わず響くんに抱きついてしまった。
私は響くんが好きで好きで、大好きで……
その時だった……
響くんが私を引き離すようにして……
「流奈……ちょ、ちょ、待って……」
?響くんの様子がおかしい?
どうしたの?何が何があったの?
私の後ろを……
驚いたように見てる響くん!
私が振り返ったら……
そこには……