超純な彼と微不純な彼女 【2人だけの夜】

テーブル囲み、4人でケーキを食べ始めた。




「流奈?
こいつが圭介って5歳で……こいつが杏奈で3歳 」




私は愛想笑い作りながら
「松下 流奈です、
よろしくね」




杏奈ちゃんが
「響くん~このお姉ちゃんって……響くんの
ともらち?」




響くんが優しく首を横に振りながら
「違うよ」



今度は、圭介くんが、小さな小指一本立てかと思うと……生意気そうに
「これ、これ女だよ」



な……な……何なの…
このませガキ……。



響くんが……
「圭介……んな言い方すんなよ……
流奈は……俺の将来の嫁さん……」




………って、響くんが言ったんだ……。





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