超純な彼と微不純な彼女
【2人だけの夜】
響くんは、客間らしい和室に、ビッシリ布団を広く敷き始めた。
どうやら、今夜はここで4人で寝るらしい。
あぁあ……私のこの一週間のトキメキは全て水の泡に……。
と、痛っ!
いきなり枕が飛んできた!
圭介くんだ!
「もう何すんのよ!」
頭にきた私は、その枕をまた圭介くん目掛けて、思いきり投げつけてやった。
?喜んでるよ?
遊んで貰ってると思った圭介くんは、また私に枕投げつけてきて………
そこに杏奈ちゃんもキャッキャッ言いながら入ってきて……
またまた響くんも加わって………
修学旅行みたく、枕投げ合戦が始まった。