超純な彼と微不純な彼女
【2人だけの夜】
「流奈?流奈?流奈って聞いてる?」
顔が熱くなるくらい怒りモード全開の私………
「何よ?」
「で、俺だけ行かないから……22日の夕方から家に来る?」
……って?えぇぇ~嘘~
「22日……俺……頑張って、料理作ろうと思って……。
俺の手作りディナーに招待したいんだ」
「響くん……」
「で……1日俺んちで泊まってさ、23日はどっか行こうよ♪
誕生日だもんな、
どう?このアイデア?」
「行く行く行く、
響くんちに行く!
雨が降ろうがやりが降ろうが、地震がきたって、雷が鳴ったって、行くよ~」
「流奈、落ち着けよ、
んな興奮すんなよ」
と響くんが、横でニコッと笑った。